2022年度 じゃがいも

(自家栽培+購入芋シンシア)

3/7 2020年の秋、11月に植えたジャガイモを収穫する。キタアカリを植えた場所だった気もするが、見た目はメークインなのでメークインだ。芽が伸びて来たので致し方なしに植えたものが、1年半の時を経て日の目を見る事となった。大きさもそこそこで数も5〜6個取れた。予定外の収穫だけに喜びも大きい。メークインの種継ぎを楽しみにしよう。

ネットなどでじゃがいもの情報を集めていると、「芽出し」という項目が目立つ。浴光催芽や育芽という名称なので日光に当てることで芽を育てることのように解釈していた。
しかし、実際は光に当てることで頂芽優勢を押さえて芽が出る数を増やし、さらにその芽が徒長しないように抑制する効果があるらしい。下写真は購入芋のシンシアであるが、左の物は新聞紙でくるみ紙袋保存していたもの、右は昼間に外で浴光催芽したもの。芽の出方が明らかに違う。日光に当たった方が萎縮しているように見えて悪い芽に見える。光に当てなかったものは元気そうで色も明るい、その代わりに頂芽しか出ていない。

植え付け後にどう変わるのか要注目である。
3/12 いよいよ一番の楽しみであるじゃがいもの植え付けの日がやってまいった。先週隣畑のT氏がじゃがいもを植え付けていたのでやらねばならぬと思っておった。昨年栽培の保管種芋なので芋はフニャフニャに、芽はヒョロヒョロと徒長している。秋収穫のデジマ、レッドムーンはまだまだ芽は小さい。

芽の小さいものは10cmの定番植え付け。ヒョロ芽の芋は20cmほどの深植えとした。

3/20 先々週に収穫したメークインから早くも芽が出始めた。またもや休眠期間?となってしまう。

3/27 20cmと深植えをしたアンデスレッドの芽が出てきてしまった。霜焼けがちょっと心配。他の品種はまだ芽がでていない。

4/10 メークインの芽がある程度出たので4個植えていく。
4/17 なんてことだ!先週植え付けたメークインの場所からタケノコが出てきた!しかもメークインを押し上げてである。なんという横暴!私は怒りに任せタケノコを刈り取ったのだった。
メークインを再度植え付けておく。芽の部分から根っこがある程度出ていた。

4/23 付近の畑では元気よく育っているじゃがいも。それに反して私のところのじゃがいもはヒョロヒョロとひ弱な成長をしている。栄養不足なのだろうか?テントウダマシも出現しはじめて非常に不安である。
5/8 テントウダマシの処理と卵の処理をしっかりとしていく。

ジャガイモの生育差が大きく出始めている。昨年の6月〜7月に収穫してずっと保存していた北海黄金とレッドアンデス(写真上)は、植え付け時には茎がヒョロヒョロと長く伸びていて種芋はシワシワ。あまりに茎が長いので20cmと深植えにしたのだ。この二品種は写真では分かりにくいが葉も小さいが、何よりも茎が細いのだ。

それに対して、昨年秋12月に収穫したレッドムーン(写真下)とデジマは健康的な太い茎と太い葉が展開している。植え付け時には芽がちょっとでていただけのものだ。種芋もしっかりとしていた。
3月収穫、4月植え付けのメークインと購入苗のシンシアはその中間くらいの茂り方である。

ヒョロ茎+シワ芋には気をつけなければいけないが、とりあえずは収穫まで頑張って様子を見てみる。
5/15 10cmの深さに植えたジャガイモに土寄せしていく。20cmの深植えのレッドアンデスと北海黄金はこのままにする。

ネット情報を探っていたところ、ジャガイモのヒョロヒョロの芽は植える前にポキポキと折ってしまうそうだ。すると同じ場所から太くて元気な新しい芽が出てくるのだ。芋があまりにシワシワになりすぎてなければ大丈夫らしいので来年はそこに注意し、さらに深植えもしないほうがいい気がする。
5/29 テントウダマシの幼虫がポツポツとつきはじめた。卵とともにしっかりと除去していく。ヒョロヒョロのジャガイモにはテントウダマシが全然ついていないのを見ると虫からしても不味いのだろう。
ヒョロヒョロと伸びて倒れそうな芋には支柱をして支えておく。
6/19 ヒョロヒョロだったレッドアンデスを収穫する。全くダメだけども一応次回への種継ぎができそうなのは良かった。ヒョロ芽を処理することを覚えておかねば。
6/26 ヒョロヒョロだった北海黄金を収穫する。レッドアンデスに比べると大きな実も多く、だいたい4倍くらいに増えた。期待薄だっただけにこれはうれしい誤算。
7/2 シンシア、デジマ、レッドムーン、メークイン収穫。まともに5倍くらいになったのはレッドムーンだけで他は全然ダメだった。デジマは種イモが小さかったのが不作の原因だと思うので次回はそこを気をつける。

メークインに実がついていたのでポットに播いておく。
8/7 ひと月前にポットに播いたジャガイモの実は溶けてなくなっていた。さすがにちょっと暑すぎたのかもしれない。次回はもう少し注意してみたい。

レッドムーンの種イモを花壇に植え付け。芽が出てきたら芽を取って移植栽培をする予定。
9/4 秋ジャガイモの植え付け。先に芽が動き始めていたのはレッドムーンだったが、デジマは強い芽が一気に伸びてきた。草を刈り地面を均して15cm〜20cmの深さに40cmの間隔で植え付ける。デジマ4株、レッドムーン7株。数が少ないので浅植えにして土寄せをしっかりとしていきたい。
9/17 デジマの芽がもうではじめた。また、堀り忘れのレッドアンデスとデジマも芽が出ている。
9/25 芽が多く出ているものを芽欠きしておく。
10/16 花壇のレッドムーン、植え付けたレッドムーンもようやく芽が出始めた。しかし、デジマも含めて出てないものが多くある。
10/30 レッドムーンに土寄せ。
12/3 霜が降りてしまった。元気のない株は枯れてしましそうだが、元気な株はまだ枯れてきてはいない。
12/18 茎葉を刈り取り落ち葉を上にかぶせて稲わらを敷いて防寒対策をする。
12/31 保存していたジャガイモを収穫する。しかし、1株に対し2個ほどの芋しかついておらずショック。デジマは早めに芽が出ていたので期待していたのに・・・・。ジャガイモ栽培は難しい。