2021年度 綿

1/24 綿は収穫した後、種と毛を分別する作業をせねばならない。これが少々やっかいな作業で指で千切っていても時間がかかるし指も痛くなる。しかも1房の綿毛の中に6つも7つも種が入っているのだ。
この作業がなんとかならぬものかと、綿繰り機のように丸い棒2本を板キレで押さえつけ、手で回す方法をやってみる。しかしこれがてんでダメなのだ。綿の毛を棒に絡ませて千切るにはかなりの力が必要で、弱いと種ごと引き込まれてしまい棒が全然回らない。
綿繰り機の特徴であるスクリュー歯車は、丸棒2本が常に密着する状態を生み出すためのカラクリだったと理解することができた。

スクリュー歯車を作ることは難しいので、板キレに穴を開けそこに棒を入れる作戦に変更した。写真のようなものを頑張って作ったのだがこれもイマイチの出来だった。しかし、意図せず穴をやや斜めに開けてしまっていたことにより、端の方ではしっかりとした力がかかるようになっていて、なんとか種と毛を分離することができたのだ。

綿の種は硬いので、ご覧のように丸棒に跡がついてしまった。何度か使えばダメになりそうな雰囲気。

数時間かかって全ての綿の分別が終了した。これだけ手間がかかって手に入った量が90gである。うーむ、この先どうするかも悩みどころだ・・・・。
収穫した綿を座布団の古い綿と取り換えようと思っているのだが、量が少なすぎるので、十分にたまってから加工をしてみたいと思う。新しい栽培頁へと移行する。