2021年度 トウガラシ2世

(二代目赤トウガラシ・黄トウガラシ)

2/6 去年に比べるとかなり早いのですが、暖かい陽気になってきたことですし、トウガラシの種を蒔いていこうと思います。
左が昨年取れたトウガラシの一番果の種。昨年はほぼ全てに芽が出てきましたが、今年はどうなるでしょうか。右はネット購入した黄とうがらしの種。種の形はまったく同じです。本当に黄色になるのか?

イチゴかトマトの入っていた空きパックに濡れたキッチンペーパーを敷きそこに種をポロポロと落とす。あとはアルミホイルでくるみ光を遮断して待つだけ。時々乾いてないか中を見て、適宜の水分を追加していきます。

黄トウガラシは「野口の種」という良さそうな種屋さんでネット購入しましたが、採取場は博多にあるようだ。この種は博多→埼玉→奈良と人間よりも大移動している。原始の時代には鳥に食べられやすいような色になっていたというが、今やそんな必要は無く、トウガラシも車や電車で移動する時代なのだ。人間より優遇されておるではないか。

2/13 種を蒔いてから5日ほどしてチラホラと根が出だしました。そして一週間も経つと半分以上が根を出し、赤トウガラシは根にヒゲがつきキッチンペーパーにこびりついていた。

このトウガラシの種をポットの土に移植していきたいと思います。ご覧のようにヒゲがビッシリの赤トウガラシを

土を入れたポットに入れるだけです。あとはどうなることか見守るだけ。赤トウガラシを14ポット×二個、黄色トウガラシを10ポット×一個で植えました。まだまだ種が余っているので苗になる数を見て随時植えていこうかと思っております。

2/20 ポットに移植してから約一週間。なかなか芽が出てこないとじりじりしておりましたが、ついに芽が出始めました。自家採取の赤トウガラシが次々と芽吹いております。黄色トウガラシはまだなのですが、少し芽が出てきそうなのもあります。
今年もトウガラシを楽しめそう。

3/2 赤・黄共に7割くらいの発芽でした。気温がまだまだ低かったせいでしょう。そんな中でもじりじりと成長を続けようやく双葉がピンと立つようになってまいりました。やや赤の方が成長が早いです。

3/14 成長が遅い唐辛子ですが、ようやく本葉がでてきました。定植するのは本葉7〜8枚なのでまだまだ時間がかかりそう。
3/29 暖かくなりだいぶ大きくなってきました。本葉が4枚くらいになっております。
4/1 ここ数日はかなり葉が大きくなりつつあります。写真左は赤とうがらし、右が黄とうがらしであります。
赤は2年目になるのでずっしりと太い茎になっていますが、黄は細く徒長気味に育っております。2年目でこれほど違うということは3年、4年と続けていくとさらに頑丈になっていくのでしょうか。
4/18 赤トウガラシを畑に定植。種の芽出しをしてから2カ月とちょっとの時間がかかりました。もう少し遅く蒔いたほうが成長が早くて良かったような気もしますね。
畝幅1mちょっとくらいの幅で、高めの畝とやや低めの畝の2畝に株間50cmほどの間隔で植え付けた。シソやエゴマ、黄トウガラシを合間に入れる予定。草マルチを厚めに敷いて温度と湿度を確保しました。
4/25 一週遅れて黄色トウガラシも畑へ定植。110cm幅の畝にエゴマ・シソ・ニラと混植。株間50cm。
先週定植した赤トウガラシは寒さのせいかやや弱っているように見えた。
5/15 赤トウガラシを定植からひと月。ここ数日は最低気温も低すぎることは無くなり、ようやく元気がでてきて活着した感じがする。
作物は植える時期が大切だと痛感した。成長する時期は作物自体が決めるのだ。
6/13 トウガラシにカメムシがつきはじめる。茶色の大きいタイプ。葉の色の濃さやちぢれ葉がでているので養分過剰だと思われる。
6/20 トウガラシ畝の雑草整理。徒長気味で脇芽少なく、ホオズキカメムシ多し。草マルチが原因のようにも思えるが、種取り用に1つ違うところに植えたトウガラシは昨年同様のいい出来栄え。このいい奴は「辛太郎」と名付けよう。
7/3 赤トウガラシは脇芽の伸びが悪く、草丈も低く40cm程。蜘蛛の巣が多く張っていて縮れたようになっている。
黄トウガラシはやや茎が細いものの、まっすぐ伸びて60cm程の草丈になり、綺麗に脇芽がV字をかたどっている。
赤は上向き、黄は下向きに実がなり始めた。自分で種を採るよりも売ってるもののほうが見栄えは確実に良い。最終的な収量がどうかだが、種は買うもの、という理屈がよく分かった気がする。
草丈が高い黄トウガラシに支柱を立て、赤トウガラシは蜘蛛の巣を取る。ついでに雑草も整理しておく。
ホオヅキカメムシはあまり見かけなくなったが、卵が産み付けられている。
7/19 赤トウガラシも倒れる株がでてきたので簡易支柱を立てる。具合をみて補強していきたい。
8/14 赤トウガラシの辛太郎は元気に育っている。ところどころ赤く色づいてきてトウガラシらしくなってきた。

赤トウガラシは4株、黄色トウガラシは1株、青唐辛子として収穫していく。これにより次々と青唐辛子が実り、時期をとわず新鮮な青唐辛子が得られるのである(昨年の教訓より)。
収穫したトウガラシを早速かじってみたのだが、黄色トウガラシの辛さにびっくり!赤トウガラシがかすむような辛さで10株も栽培してしまったことを少し後悔した。

8/28 8月中頃まで続いた雨によって腐っている赤トウガラシが多くある。間をおいて生る黄色に比べて、赤は密集して実がなるのでどうしても水分過多になってしまうようだ。腐っているものは捨てて綺麗なものが残るようにしておく。

この日は青唐辛子を大量収穫し、先週U氏より購入した柚子を使って柚子胡椒を作る。青唐辛子450g、柚子180g、塩120g。青唐辛子はヘタを取るだけ。柚子は皮を剥き、果汁を搾る。それをミキサーで滑らかにし塩と混ぜ、煮沸消毒したビンに投入する。あとは数カ月待って馴染んで来れば完成である。

9/11 トウガラシを塩漬けにして乳酸発酵させる。赤と黄に分けたので、赤いタバスコと黄色いタバスコができる予定。

9/19 赤トウガラシに新芽が出て来た。黄色は1回で多く茂るのだが、2回目が無い。これは赤の特徴ということだ。
※12月追記、黄色も収穫すれば新しい新芽が出て来て次々と実がなることが分かった。赤だけではない。

10/2 今年はまとめて一気に収穫しようと思っていたのだが、生トウガラシが全然足りなくなってきた。半分ほどの株から色づいたものを収穫すると結構な量になった。黄色は300gほどで赤は150gほどだった。これでしばらくは大丈夫。

10/16 先々週に一気に収穫したことによって、黄色トウガラシも新しく実ができていた。新しい実が色づくかは微妙なところだが、期待して待つことといたそう。
色づいても収穫していなかったものは乾き方が変で、腐ったりスカスカになったりしていたものが多くあり、しっかりと色づいた後は乾くまで待つのではなく、収穫してしまうべきだと思った。
11/3 赤トウガラシの色づいたものを全て収穫する。これでまだ残っている青唐辛子が熟して色づくのではないかと思っている。
11/13 黄トウガラシの色づいたものを全て収穫する。後は少々青いのが残っているのみとなった。
12/5 赤トウガラシ、辛太郎に防寒対策をする。根元に落ち葉をかぶせ、さらに上から稲わらをかぶせた。

12/18 保温はさほど効果を見せず辛太郎もかなりしなびてきてしまった。全て収穫して刈り倒すこととする。

今年は株が生きたまま実を乾燥させて収穫しようと思っていたが、乾燥しすぎて干からびてしまう実がいくつも発生した。一度収穫すると新芽が伸びて来て新しい実をつけることが分かったので、来年は1株から2回の収穫、または3回の収穫を目指したい。
その為に株数を減らし、株間を広くして栽培していこうと思う。