2021年度 唐辛子

1/11 寒波が到来しすっかり萎びているトウガラシではあるが、枯れる気配はない。実が弾けるようなこともないし、腐るようなこともないようだ。
そんな中ようやく赤く色づく実もチラホラと見受けられるようになってきた。赤い実、緑の実の収穫もある程度は人の手でコントロールできそうで、年中楽しませてくれる作物だと理解しよう。

まったく赤くならない株もある。この唐辛子は収穫してタバスコ用とした。

12月の頭に製作した4種の胡椒を食べてみました。
「ミカン胡椒」はミカンの味がまったくせず、辛い塩になってしまった。
「八朔胡椒」は八朔の苦みのような風味がでていたが、弱い風味であった。
「ジャバラ胡椒」は独特の臭みのような酸味が強くて非常に面白い味。
「黄柚子胡椒」が一番爽やかな香りが強く、胡椒の定番と化したのがよく分かる味でありました。これが一番ウマイ!
1/17 赤くならないだけではなく青いまま萎びて乾燥しそうなので、しっかりと辛くなっているか食べ比べてみることに。青く萎びたものは少し辛いくらい。萎びたうえに小さなやつは全然辛くない。これでは唐辛子といえないと思い、生の赤いやつを食べてみる。するとこれが激辛だったのだ。しばらく辛さにもだえ作業がストップしてしまった。
この辛さなら大丈夫なので、このままで様子をみることにする。

1/30 もうまったく赤く色づく気配がないので全て収穫する。かなり量があったがこれで終わりと思うとちょっと寂しい。

本年度は赤く色づいたものからどんどんと収穫していき、その後、緑のものが次々と生えてくるので無限に収穫できるのではないかと思ったのだが大間違いであった。来年は一括収穫の株と徐々に収穫の株とに分けていこうと考えている。
2/6 全て刈り取ってしまった唐辛子を使用し最後?の料理をする。
定番の柚子胡椒。

麹と醤油につける南蛮。

タバスコ用の酸味を出す為の塩水漬け。

この他残ったものは、カレーやらラー油やら七味やらに使用していく所存。
2/27 ラー油を作った時の具材。粉にした唐辛子とハサミで切った唐辛子を使用した。ネギやらニンニク生姜、八角やら油やらは全て購入品。これらを低温で揚げたりし、最後に粉唐辛子に油を注いで自家製ラー油が出来上がった。辛味だけでなくいろんなスパイスが効いててとてもウマイのだ。

こちらはタバスコの材料。1月間20%の塩で唐辛子を漬けておき、酸味が十分でたのでニンニクと酢を混ぜミキサーにかける。以前は麹を使用して発酵させた為辛味がマイルドになって失敗したが、今回のものはしっかりした辛さと酸味とコクがあって美味かった。

リカー漬けにしているトウガラシが立っている・・・、何かの暗示か?

これでトウガラシの加工も終了。来年は今年よりももっと姿形の良い唐辛子を収穫したいものだ。