2021年度 ソラマメ

(お多福豆・一寸ソラマメ)

1/11 ソラマメは大きくなりすぎるとダメだと言われて不安でしたが、今のところ全然寒さにやられる様子はありません。1つビニールをかぶせた株があったのですが、外れそうになるので取ってしまいました。

1/17 この一週間は雪も積もったりして少し寒さがきつかった。その為、ソラマメに霜焼けができてしまった。すこししんなりしている部分もあるが全体的に見ると大丈夫そう。高さは見た目で30センチほど、脇芽は2〜3本でている。
※(2/6追記:見た目で30cmと書いているが40〜50cmはあったかと思われる。)

1/30 心配していたソラマメの状態ですが、葉先の霜焼けは少々あるもののなんの問題もなく屹立しております。高さは30センチほどで、脇芽が3〜5本くらいになっています。
その中の1株がもう開花しておりました。他につぼみになっているのも2株。どうしようもないのでこのまま様子見をします。
※(2/6追記:ここも高さは40〜50cmはあったと思われる。)

そして違う株になりますが、一寸ソラマメに1株アブラムシが湧いておりました。これもどうしようもないので、手で適当に払って様子見をします。

お多福豆の1株にもアブラムシが湧いていました。一寸ソラマメとは色が違いこちらは黒いアブラムシでした。これも適当に手で払って様子見をします。

お隣の畑のT氏に尋ねたところ、ソラマメは中心に土をかけるとのことでした。こうすることで脇に広がり、日光を嫌がるアブラムシが寄って来ないらしい。とりあえず試してみますが、土の質がT氏と違い湿りまくっていたので掛けるのが難しかった。

2/6 前回まで高さは30cmほどと書いていたが、よくよく見てみると50cm近くあることが判明した。どちらにしても元気なことには変わりはないので、50cmほどまでなら奈良の平坦地の寒さくらいは大丈夫ということでしょう。
この日はソラマメ畝の雑草を整理します。

もう暖かい日が続くので、稲わらマルチもとってしまい、稲わらは新しい畝の上に持っていきました。稲わら、落ち葉、雑草、と3つのマルチをしていたのでソラマメの株元はかなり湿っぽかった。排水がしっかりしてなければダメと説明書に書かれていたので高畝にしたが、湿気があっても問題なさそう。

先週ついていた株のアブラムシはさほど増えていませんが、周りの株にアブラムシが広がっていた。このアブラムシを退治するために落ち葉を焼いた灰を掛けます。

午前中に掛け、5〜6時間後の帰るころにはアブラムシはいなくなっていた。灰は虫に効果てきめん!問題は作物にどういう影響がでるかだ・・・・。

2/13 暖かい日が続き、ソラマメの成長も順調。アブラムシだけが気がかりで、大量に湧いている場所には灰を掛けていっております。すると羽の生えたアブラムシを発見。ソラマメに大した被害も与えられていないが、もう別のところに移動しようとしている。アブラムシの害って大したことないのか?

2/20 4日ほど前に数日寒い日が続きましたが、その影響はさほどなかったようです。むしろ、強風の方で被害が少しあり、倒れてしまった枝が2〜3本ありました。本日はそれを防ぐ為に支柱を立てました。

竹をできるだけ細く割り、合掌式に立てた後、横棒を結び、それに紐を通してソラマメが倒れないようにしました。これで強風でも大丈夫でしょう。

2/27 今、花が咲いていても実をつけるわけではないので間引いた方が良い、というネット情報を見たので3株ほど大きく育ちすぎたソラマメを間引く。

すっきりしたけど余計なことをするとロクなことがないので心配だ。

そら豆の花は葉の付け根の部分に数個なるようだ。これが実になるわけだから、けっこうな数が収穫できそう。

収穫したソラマメを部位ごとに分ける。茎・葉・花・頂芽、これらをそれぞれに洗って拭いて調理していこう。

まずは葉っぱの処理。2分ほど茹でて食べてみるも、苦みが強いので水に漬けて一晩あく抜きをする。フライパンで炒め、軽く塩をして食べる。アクが抜けきらず、少し筋も気になる。でもクセのある感じがなかなか良い。

茎の部分は上部の10センチ程度しか食べれ無さそうだった。それより下は歯が入らず噛み切れないのだ。上部10センチほどをフライパンで炒めて軽く塩をして食べる。クセが無く優しい味わいで食べやすい。どんな料理に混ぜてもよさそうだ。

頂芽と花は天ぷらにして食す。この部分はクセが無くて美味しいともなんとも言えないが、食べやすいとは思う。

3/14 お多福豆がだいぶ大きくなってきて、一寸豆に追いついた。アブラムシは共に相変わらずだが、急激に増えているようなこともない。この日は自家製ぼかし肥料を株元にすりこませた。
3/27 暖かい気候と先々週の肥料のおかげでソラマメも80cm〜1mほどの草丈に育ちました。脇芽も生えてきて茂ってくるので風通しが悪くなってきます。サビ病と言われるような茶色の斑点がついている場所もできてきたので8〜10本ほどに枝を間引きます。

花が枯れた場所からは実が生り始めました。頂芽にたくさんついていたアブラムシは今はもうほとんどいなくなってしまいました。隣の畝の大麦にアブラムシが大量に湧いていたのでそちらに移動したようです。

間引いたソラマメは上部の葉や芽などをお浸しにして食べました。少しの苦みとうま味があり、菜の花と似ていてうまかった。

4/3 ソラマメの草丈が120pほどまで伸びてきました。実も徐々に大きくなっています。アブラムシも居なくなってしまい少し寂しい。
本日はソラマメの倒木防止に竹支柱に紐を巻いていきました。
少し気になるのがサビ病と思われるかのような褐色の汚れ。今のところ1株しかなっていないし、実もなっているので様子を見ていきます。

変にねじ曲がって伸びるやつもでてきた。これはこれで実もついてるし面白いのでよしとしましょう。

4/10 脇芽がどんどん増えてきて風通しが悪そうだったので、脇芽の間引きをしてすっきりさせる。一寸そら豆はかなり茂るのに対し、お多福豆はそこまで茂らない。豆の成長具合は一寸・お多福ともに同じで指くらいの長さだった。
4/18 一寸そら豆の1株(前回サビ病と書いた株)にマルカメムシが大量に湧く。豆ごととって処分しようとするが、少し振動するとポロポロと落ちるカメムシ。小さいし狭いところに入り込んでるしかなり取りにくい虫だった。
カメムシに吸われる前にと垂れ下がっているものを4つほど収穫してみた。大きい粒もあれば小さなのもある。2分ほど茹でて薄皮ごと食べてみたところ、うま味と苦みが感じられ、間引き菜よりも濃い味がしておいしかった。
若干収穫には早いのでもう少し待ってみよう。

4/25 前回の病気と書いたそら豆株を8割がた収穫する。元気そうな茎2本くらいだけ残した。他のそら豆は病気のようなものは無いのだが、マルカメムシが時々大量に湧いている。できるだけ手で除去したが、またすぐ湧くのだろう。
ある一定以上高い場所だと花が咲いていないので、頂芽を摘心する。下から出る脇芽には花が咲くんですけどね。

5/8 隣畑のT氏よりの助言。そら豆は帰り際に収穫せよ!それほど新鮮さが売りである。また、お歯黒の部分が緑の時のほうがウマイ!
助言通りに夕方帰りぎわに収穫。そして、帰ってすぐに茹で上げた。

ご覧のようにぷっくりとしたできの良い豆もいくつかあったが、味にはあまり大差はないようだった。ともかく、茹で上げてすぐがとてもうまく、つまみ食いだけであっという間になくなってしまった。

5/30 収穫期からひと月ぐらいが経った。そら豆の莢に真っ黒なものができ始め、完熟豆として収穫していく。振るとカラカラとマメの音がする。この日は3割程度の収穫。家でしばらく干したあと中を開けてみると、緑だけどしっかりと硬い豆が入っていた。
すべて開きプラ籠に移し、混ぜているとジャラジャラと良い音が鳴る。まるで碁石のようでもあり、小判のようでもある。

6/6 この日はまだ黒くなっていない莢も含めて全て収穫した。昨日の雨のせいで、中みが濡れて腐り気味のものや、莢の中で発芽しているものまである。とはいえ、十分すぎる収穫で、秋にはたくさん種を播いていこうと思う。

6/14 この日は豆板醤作り。まずは今年の秋の種用にお多福・一寸共に60粒づつ取り出す。後は二つとも混ぜてしまい全部で2kg。その半量の1kgを豆板醤として使用する。
写真は上から、水につけた直後→一晩経った後→水切り→茹でた後、となっている。圧力鍋で3〜5分ほど茹でるといい感じだった。そのままつまみ食いをしてもホクホクしてて非常に美味いが、我慢しながらひたすらに薄皮を剥く。7割方剥いたところで根負けし、最後の方は皮ごとマッシャーで潰した。



潰した豆の重量は2kg、そこへ乾燥麹300g+お湯250cc+塩300gを混ぜ合わせたものを投入し、さらには昨年栽培してとっておいた乾燥唐辛子300gを入れた。

これを手袋をした手で混ぜ合わせ、ビン詰めをし、空気に触れにくい状態にして待つだけだ。
生そら豆では無く完熟を使用したのでどうなるか楽しみである。