2021年度 大麦

1/17 年明け最初の麦踏み。縦に伸びるのではなく横に増殖している感じなので、全体を踏む為、横歩きで踏んでいった。帰り際にはほぼ元通りに立っていたが意味あるのだろうか?

2/6 ソラマメ同様に大麦の畝も雑草整理。

ソラマメと違い、似たような雑草が生えているので、間違えて刈らないように注意が必要だった。一度草マルチをどけ、綺麗にしてから再度草マルチをして終了。

大麦も水はけの良さが大切なようなのだが、草マルチの為かなり湿っていて少し不安はある。

2/27 30センチほどまで草丈が伸びて来た大麦。緑の鮮やかさがとてもきれいだ。もっと育つ為に自家製ぼかし肥料を畝の中央の草マルチの下へまいていった。

3/14 大麦の成長が著しい。隣の畝のソラマメに追いつきそうな勢いで伸びていく。今は50センチほどまで丈が伸びている。
3/27 この2週間で一気に草丈が伸び、80〜90cmほどになってきた。さらに出穂しているものもでてきて収穫が近くなってきたとを知らせてくれた。

葉のような茎がクルクルと丸まり頂点で閉じられていたものが、パクっとさけて麦の実がでてくる。

このように葉の風通しの悪い部分にはアブラムシが集まるのだ。ムギクビレアブラムシというらしいが、お多福豆に湧いていたものと非常に似ている。しかし、違う部分もあり、それは写真に示した白いアブラムシの脱皮殻だ。大麦につくアブラムシはこのように脱皮して大きくなるようだ。ソラマメにはさほど被害をもたらさなかったが、大麦はどうなることか。

4/3 大麦の成長が著しい。前回よりもさらに草丈が伸び、ソラマメとほぼ同じくらいの120pくらいの高さがある。

ご覧のようにほぼ全て出穂し、先週見かけたアブラムシなぞはどこかへ飛んで行った模様。

5/8 なんてこった・・・・、大麦が倒れてしまっている・・・・。粒の実りが良く頭が重くなりすぎたと解釈するべきなのかもしれないが、まだ青いものも残る中、収穫するのはまだ早い。

仕方がないので、柵を作り無理やり立たせる。これであと1〜2週間持ってほしい。

5/15 大麦は収穫した後、支柱で乾かすつもりでいた。しかし、翌日から梅雨入り、穂先を少し揺らすと種がこぼれるという状況から穂先収穫とした。穂先を切り取った後、手モミしてヒゲと実を分離させる。これで体積がかなり減り持ち帰りやすくなった。
写真を見れば分かるように熟し具合はバラバラである。少量栽培ならば穂先刈りをして収穫するのが良いだと今回気づいた。今後は同様に作業していきたい。

散髪した後の麦。倒れていた麦もまっすぐ立っている。よほど穂が重かったのが分かる。

家に持って帰りヒゲを網でこし、できるだけ実だけをとりだす。室内干しをしたあとゴミを吹き飛ばす予定。
ざっと測ってみると9キロ近くあったのでうれしい。

5/16 大麦をさっそく加工してみたいと思い、すり鉢ですってみた。しかし、モミがまったくとれない。ピンセットで剥いてみるとモミが麦本体にぴったりと張り付いていることがわかる。
ネットで色々と調べてみると、私が植えた大麦は「シュンライ」という品種で皮麦のうるち麦だと分かった。他に皮が剥きやすい裸麦という品種もあるようだ。
とりあえずそのまま茹でてみた。10分ほど茹でてようやく柔らかくなる。皮ごと食べてみるが皮が口の中に残り実だけが溶ける。
昔の人間はこれをこのまま噛み、残ったものをペッと吐き出していたか、もしくは皮ごとすりつぶして食べていたか、どちらもありえそうだ。
現代人の私ではこの皮が非常に気になるので、皮を除去する方法を考えねばなるまいて。

一番の定番料理「麦茶」。1/2カップの大麦を10分ほど中火より弱い加減で炒り、500ccのお湯で10分ほど煮だした。
麦の香ばしさと柔らかい甘さがうまい!

5/22 麦わらを使用したいが為に藁だけを干す。そのままでも乾くかもしれないのだが、カビているような茎もあったのでしっかりと乾かしてから使用してみたい。
麦の藁は稲よりも固い感じがするし、節の部分を曲げてしまうとそこからポキッと折れてしまう。藁の束を作るのが少しやりにくかった。

6/4 大麦の中でも皮麦とされる品種は籾が非常にとりづらい。実際に擂鉢では歯が立たず、象印の圧力循環式の精米機を使用し2回精米したが、少し籾が破けている程度だった。
しかし、かくはん式を使用して精麦されている方がネットで見かけ、かくはん式の精米機ならば精麦できると分かり、山本電機の「匠味米」という精米機を購入した。なぜこれにしたかというと、オプション品で粟・キビ用のかくはんフィルターがあったからだ。
とりあえずは2合分の麦を「白米モード」で精米する。

左側が元の麦で、右上が1回目、右下が5回精米したものである。
2〜3分ほどプロペラが回り、終了するのだが、5回繰り返してようやく白くなってくるのだ。もっと精麦してもいいかもしれないが、食べてみてから決めるべきだろう。
精米機の蓋を開けると草の香ばしいような匂いがする。これが大麦の特徴なのだろうか?ほかの品種や小麦なども気になる。

精麦した麦を一晩浸水させ、水切り後、ひたひたよりもやや多めの水で30分ほど茹でた。

30分茹でてもプチプチの食感が残ったままだが、少しモソモソとした歯触りだし、味はほとんど感じない。以前皮つきで食べたものに比べるとほぼ皮は残ってないといえそうだ。米の分搗き米といった感じか。
麦単独では微妙な料理だと思うので、どのように調理していくかが難問である。

今回の大麦の収穫量、ヒゲを除いて8kほど、扇風機でゴミを飛ばしさらに綺麗にしてみたところ、6kまで減ってしまった。未熟麦が多くあったということだと思うので、来年は穂苅りをして適期に収穫していきたいと思っている。
6/13 畑に干していた麦わらを収穫する。畑でしばらくワラの皮を剥いていたのだが、かなり時間がかかるので家に持って帰り時間が空いた時に随時皮むきをしていく。

6/22 麦わらによる初めての作品「馬」。「麦わらの絵本」という本に書かれていた通りに作ってみた。麦わらを水に浸けて柔らかくすることがポイントで、これによって麦わらの加工がやりやすくなるのだ。
なかなか良い出来栄えで、とにかく色合いが綺麗だ。麦わら加工品が好まれていたのもよく分かる。

6/23 二番目の作品は「コースター」、これも絵本に書いていた通りに作った。馬よりもやや難しかったものの20分ほどで製作できた。折り方を工夫し外れないように編むのだと分かった。

マリーを上に置いてみると麦の色合いが映えているよう。麦わら工作は簡単で面白いかも。