2021年度 インゲン豆(秋)

1/11 霜がおりても私の叱咤激励のおかげか、さほど影響が無かったインゲン豆。しかし、ここにきて寒い日が続き、私の愛の言葉も届かなくなったのだろうか?腐るものがでてきて、ある者などはボトリと地面へと落ちてしまっているではないか!なんたる軟弱!!
私は心を鬼にして残ったインゲンを刈り取るのであった。

中身を開けてみるとまったく乾燥していないことが分かる。年末にはこのようになっていなかったのになにゆえ?
一番乾燥している種が真ん中のもの。左は乾燥が甘いもの。右が軟弱なる種である。

同じインゲン豆から4種類の種が取れました。右は霜焼け状態で乾燥したもの。霜焼けインゲンは寒さにも負けない強さをもっているはずなので、寒い時期でも成長してくれるのではないかと期待している。

1/17 支柱を整理し、新しく作った畝の上にマルチとしてインゲン残渣を敷く。これで栽培は終了。長く楽しめる作物なので、来年は収穫のタイミングをもっとうまくしていきたいものだ。
1/24 部屋で乾かしていたインゲン豆。霜に当たり腐り気味になっていた種にカビが生えてきてしまった。網のようなものに広げもっとしっかり乾燥させるべきだったか・・・。

3/10 M氏より頂戴したインゲン豆。品種をM氏に確認してみると「そんなんあげたっけ?」という返答でそのへんでよく売ってるインゲンやと思うとのことでした。
写真左が一番最初に取ったインゲン豆。右は秋まきの二代目インゲン豆なのだ。このあまりにも違いすぎる見た目の理由が全く分からなかった。しかし「一代交配」なる種が日の本を席巻しているという噂を耳にし、合点がいった。このインゲン豆はあくまでもサヤを食べるものなのであると。豆が大きく膨らまないほうが生産者側にとって嬉しいのだと。

私が種取りしたこのインゲンは先祖返りしてしまい、豆が立派なタイプの元のインゲンにたちかえったのだと考えられる。昨年は二代目の「サヤの食べにくさ」には気が付かなかったので来年はサヤに注意していこうと思っている。
それにしても「先祖返り」なるものが起こるとは・・・、1代しかその特徴が残らないというのがそもそも不自然で気持ち悪くもある。