2021年度 ゴボウ

1/11 昨年末、アブラムシをゴシゴシしてから元気がなくなっていたゴボウ。今やすっかり枯れ気味となってしまわれた。ちょっと圧力を受けただけでこのようにへたれてしまうとはなんたる軟弱!しかし、この苦難を乗り越えてできた種はきっと強いに違いない。

1/30 外葉が枯れてしまったゴボウだが、中心から新しい芽が出てきている。これはきっと強い種ができるに違いない。

2/20 前回の時の新しい芽が大きくなり外へ広がる。そして中心からはまた新しい芽が出てくる。種が取れそうでホッと一安心。

3/27 冬の間は枯れるんじゃないかと心配したが、暖かくなって一気に茂りだした。どこまで大きくなるだろう。

5/8 ラディッシュとゴボウと人間。今はまだ人間が一番でかい。

5/22 ゴボウの丈が一気に伸びて来て人より高くなってしまった。

そのゴボウのてっぺんを曲げて見てみるとつぼみが付いていて今にも花を咲かせそうなことが分かった。

6/13 ゴボウの房が刺々しくなってきた。花になるのだろうか?

6/20 ついにゴボウの花が咲いた。昨年3月種まきなので1年と3カ月を経過しての開花。

濃い紫色で刺々しい感じ。印象的な見た目で根を食べるゴボウとは思えない。というより、この植物の根を何故食べようと思ったのだろう?

6/26 ゴボウにアブラムシが大量に湧いた。大量に湧くときはだいたい弱った時なので花を咲かせることに一気に力を使ったのだろう。

7/30 ゴボウの種取り作業。チクチクしてうっとうしいが、ゴム手袋をつけてやると痛くなくて便利。

ゴボウの種の中から変な虫が出て来た。なんの幼虫だろうと思っていたら成虫も出て来たのでゾウムシと判明した。

8/7 全てのゴボウの種を採り家に持って帰って種取り作業。手袋をしていても手首の辺りやその他色々なところにゴボウのトゲが刺さりチクチクして少しうっとうしい。グラスウールのチクチクと似ているが、1日もすれば無くなってしまう点でグラスウールよりも軽い。
たくさんとれた種とゴミをテミと息で分けてみた。1回採れば数年は持つ種の量だった。

量はかなりのものだが、質に関しては分からない。ただ、1年と数カ月という長い期間と専有面積を考えると、個々での種採りは負担になりそうだ。しかし、地域ごとに種採り場でも決めておけば、わざわざ大量の燃料を使用して海外から持ってくることもないであろう。
それでも海外の種が流通していることを考えてみると、日本人が求めているものは個人の自由にほかならないのではないか。コロナや災害時の行動などを見ていると、自分たちを縛りつけていて社会性があるようにも見えるが、それは社会から自己を守る為の行為であり、あくまでも「個」を大切にしているのである。

これにてようやくゴボウ栽培は終了。来年度は「サラダゴボウ」という品種がどうなっていくのか楽しみだ。